韓国で20代女性の間に「出産意欲の回復傾向」が見られています。
統計庁によると、2025年7月の出生数は2万1803人で前年同月比5.9%増。4年ぶりに最も多い数値となりました。
背景には「エコブーム世代」(1991〜95年生まれ)の結婚・出産期入りがあり、今年1〜7月累計出生数は前年より7.2%増。1981年以降で最高の伸び率を記録しています。
また、婚姻件数も9年ぶりの高水準となり、16カ月連続で前年を上回りました。
さらに政府調査によれば、25〜29歳女性の出産意欲が着実に上昇。子どもがいない女性では37.2%が「子どもを産む意志あり」と回答し、子どもがいる女性でも40%が第2子以降を希望しました。
出産意欲を左右する条件としては「所得の増加」が最多で、次いで男性は「育児休暇の自由な利用」、女性は「配偶者の育児参加」を挙げました。
「仕事と家庭の両立ができている」と答えた20代女性は67.9%に達し、30代より大幅に高い結果が出ています。